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キャンプ未経験の家族を、キャンプ好きにさせる3つのステップ

先の記事に書いた通り、ぼくも妻も子供たちもキャンプの経験は無かった。

そんな家族が、最終的にキャンプにのめり込むようになった。

最初から強引にキャンプに連れ出すにはリスクが高く、ぼくは1年計画で家族をキャンプに慣らしていくことにした。最終的に、妻も子も無理なくキャンプが好きになり、自発的にとまではいかないが、キャンプを楽しみにしてくれるまでに至った。ある意味、計画は成功したものと思う。

 

 

STEP1:グランピングを活用する

キャンプという言葉を聞いて、妻はマイナスなイメージしかなかったという。
日ごろから炊事・洗濯・掃除といった家事をこなし、折角の休みに出かけたと思えば、また面倒なことに巻き込まれる。だったらホテルや旅館に泊まりたい、というのがその理由らしい。確かに一理ある。

そこで、ぼくは「キャンプ場に行く」という行為に慣れてもらうために、食事施設とお風呂の整ったキャンプ場に行くことにした。

今で言うところのグランピングである。

グランピング(Glamping)とは、グラマラス(glamorous)キャンピング(camping)の略で、キャンプ場のサービスを高級ホテル並にした高級キャンピング(Luxury Camping)。 テントはキャンプ場に設置してあり、テントの中にはベッドと洗面所、ヒーターなどがついている。
グランピングとは - 新語時事用語辞典 Weblio辞書

 

使ったキャンプ場は、栃木県にある塩原グリーンビレッジというところだ。
ここには当然コテージがあり、食事施設も温泉もキャンプ場内にそろっている。食事施設では、バーベキューやダッチオーブン料理が供され、このときの料理は後日のキャンプの参考になった。また、テニスやフットサルコートなどもあり、子供との遊びにも事欠かない施設だった。

まずはここのコテージに泊まり、場内の食事施設で食事をし、場内の温泉に浸かって過ごす、というキャンプを何度か繰り返し、妻子(特に妻)を「キャンプ場」という空間に慣れさせた。慣れることが目的なので、他にも行きたいキャンプ場があったが、グッと堪えて塩原グリーンビレッジに通い続けた。

 

STEP2:コテージ外で過ごす時間を増やす

STEP1では、食事と場内のレクリエーション施設を使う以外は、ほとんどコテージ内で過ごしていた。空調も完備されているコテージは非常に快適ではあったが、訪問3回目くらいであっただろうか。場内で過ごす他の家族の様子にも興味を持つようになった。

●タープの下でくつろぐ家族
スクリーンテント内で遊ぶ子供たち
焚火

これらに興味を持つようになったら、善は急げ。コテージ傍の空間で、キャンプ場のレンタルサービスを使ってやってみる。レンタル品ならキャンプ場のスタッフが丁寧に使い方を教えてくれる。ぼくの場合、借りるときの説明で分かったつもりになっても、いざ自分で使おうとすると分からなくなったりして、スタッフの方にコテージまで来ていただいて説明してもらうこともしばしば。これが、自分で買ってきた道具だったらと思うと、正直ゾッとする。

STEP2のポイントは、「外の空間に慣れる」ことと「キャンプ道具に慣れる」ことだ。

 

STEP3:いよいよテントに泊まってみる、けど最初は無理しない

STEP2のキャンプを何度か経験すると、妻は「これでいい」と思ってしまうらしい。寝床はコテージがあるし、コテージ脇のスペースで少々のアウトドア気分。これ以上何を求めるのか?というのがその理屈。

そこで、子供をダシにして「テントに泊まってみたい」と言わせるわけだ。STEP2でジックリ時間をかけておけば、好奇心の塊である子供はイヤとは言わない。父のみならず子供からも誘われれば、「1回くらいはやってみようか?」とその気になるハズである。

はじめてのテント泊。自分でテントを立てたこともないぼくは、やはり無理せずにレンタル品のお世話になることにした。スタッフに教わりながらとはいえ、子供と一緒にテントを立てる。ぼくの願っていた時間がようやく訪れた瞬間だ。

ただし、急な天候の変化に備え、不測の事態が生じたときはバンガローに泊めてさせてほしい旨はキャンプ場に伝えておいた。このため、初テント泊のときは、キャンプ場が予約でいっぱいになる時期は外した方が良いとおもう。予約でいっぱいだとスタッフも忙しく、テントを立てるときのサポートが期待できないかもしれない。

幸いなことに、初めてのテント泊は無事に済み、妻子もまんざらでもない様子。
心配していた山特有の気象の変化もなく、平穏な夜を過ごすことができた。

その後2回ほどレンタルのテント(このときにはタープなどは買っていた)でキャンプし、妻から「もうちょっとこうだったら・・・」という言葉を待ち、テントの購入を計画するに至り、その結果として今に至る。

 

さいごに

テントの購入に至るまで、約1年かかった。キャンプの回数としては、確か10回くらいだろうか。

正直、子供のころからキャンプに親しんでいる方は「なんて無駄な時間と金を使っているんだ」と思われることだろう。だが、全くのキャンプ未経験者が、同じく未経験の妻と小さい子供を連れてキャンプを始めるにあたっては、1年という時間は決して長くはなかったと思う。

STEP2の最初の頃は、それこそコテージ泊にも関わらず、かなり疲れた記憶がある。やはり緊張していたんだと思う。

振り返ってみても、最初っからアレもコレも自分でやるというキャンプは負担が大きすぎるように感じる。
コテージやキャンプ場の施設、レンタル品を活用して、徐々に自分自身が慣れていくうえでも、1年計画というのはまんざらでもない期間だと実感している。