まもなく2024年が終わります。
2024年は株主優待制度に大きな変化が見られた1年だったように感じます。
特に長期保有を重視する企業が増加し、優待制度の二極化が進んだことが特徴的でした。
2024年の優待株市場のトレンド
2024年の優待株を取り巻く状況は主に次の３つが気になりました。
・長期保有株主向けの優待拡充
・電子優待券への移行加速
・一部企業での優待廃止
長期保有優遇の強化
多くの企業が1年以上や3年以上の保有者に対して、追加的な優待を提供する制度を導入しました。これは安定株主の確保を目指す企業の戦略といえます。
大手企業の新規参入
セブン＆アイHDやソフトバンクなど、大手企業による優待の新設が相次ぎました。
特にソフトバンクは、若い世代の投資促進を意識した施策として注目を集めています。
2024年人気の株主優待ランキング
個人的に満足度が高かった2024年の優待銘柄は次の通りです。
日本マクドナルドHD：食事優待券（長期保有限定）
100株以上を保有する株主は優待食事券をいただけましたが、今年の６月末権利分から『100株以上を継続して１年以上保有していること』が条件に加わりました(2024年6月は移行期間として半年以上の条件)。
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うっかり全株売却して株主番号が変更されてしまわないように注意が必要です。
すかいらーくHD：食事優待券
ガストをはじめグループ各店舗で使える優待食事割引カードがいただけます。ガスト・バーミヤンのほか、とんから亭・から好し、むさしの森珈琲など幅広いジャンルのお店で使える優待が便利です♪
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クリエイトレストランツHD：食事優待券
磯丸水産、かごの屋、しゃぶ菜、サンジェルマン、デザート王国、鳥良商店、つけめんTETSU、あずさ珈琲、抹茶館などなど200以上のブランドで利用できる優待券をいただけます。
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残念だった優待の廃止・改悪
一部の企業では優待の廃止や改悪(縮小)も見られました。
たとえばCRGホールディングスは2023年に導入したばかりの優待を2024年9月で廃止することを12/24に発表し、株価が大きく下落する事例もありました( ˘•ω•˘ )
2025年に向けた展望
2025年は以下のような傾向が予想されます。
・長期保有優遇制度のさらなる拡大
・デジタル化の一層の進展
・優待制度の選別化の進行
