為替相場は(ほぼ)24時間365日動いていますが、本業である会社員生活と無理なく両立できるために、マネースクエアのトラリピを活用して2019年7月からトレードをしています。
1.先月のトラリピ結果
2019年7月開始時に証拠金200万円で開始し、その後2021年5月にトラリピ設定を追加するため証拠金200万円を追加入金し、現在までに預け入れた証拠金は合計400万円、設定開始来の運用益100万円弱を足した約500万円で7通貨ペアを運用しています。
先月の各通貨ペアのリターンは次の表のようになりました。
通貨ペア | 確定損益 | (売買損益) | (スワップ) |
USD/JPY | 0 | 0 | 0 |
AUD/JPY | 2,309 | 2,700 | -391 |
AUD/USD | 2,434 | 19,290 | -16,856 |
AUD/NZD | 29,387 | 38,475 | -9,088 |
NZD/JPY | 5,255 | 6,400 | -1,145 |
NZD/USD | 7,892 | 7,796 | 96 |
CAD/JPY | 0 | 0 | 0 |
確定損益合計は47,277円の結果でした。
引き続き円安ラリー継続中&どこまで円安が進行するか見通しが立たずマイナスが膨らんでしまったため、クロス円の売りトラリピをいったん解除しました。
解除の判断が遅れてしまい、かなりの量の売り建て玉がしこってしまいました。どこかでロスカットする必要がありますが、今はまだ市場全体が神経質な動きをしていますので、落ち着くまではクロス円のトラリピの稼働は見合わせようと思います。
本来であれば、今のようにボラティリティの大きいタイミングこそトラリピの稼ぎ時のため機会損失となる設定解除は良くないのでしょうが、無理をして強制ロスカットされるよりはベターという判断をしました。
トラリピ設定の解除には1つだけ問題があります。
それがマイナススワップの存在で、しこっている売り建て玉がそれなりに大きいので1日あたりのマイナススワップも無視できない規模になっています。
損失拡大防止とマイナススワップ打消しのために、一部を両建て(買い挟み)しましたが、建てると下がるアルアルに捕まってしまい、しばらくしこり玉をどうするか悩む日が続きそうです(;´・ω・)
現在のトラリピ設定
通貨ペア | 売買 | レンジ | 注文金額 | トラップ本数 | 利益金額 |
USD/JPY | 売 | 114.900~105.000 (※) |
0.1万通過 | 100本 | 200円 |
AUD/JPY | 売 | 85.100~95.000 | 0.1万通過 | 100本 | 900円 |
買 | 75.100~85.000 | 0.1万通過 | 100本 | 900円 | |
AUD/USD | 買 | 0.70100~0.80000 | 0.1万通過 | 100本 | 7USD |
AUD/NZD | 売 | 1.13000~1.04000 | 0.3万通過 | 91本 | 4NZD/6NZD |
買 | 1.10000~1.01000 | 0.3万通過 | 91本 | 4NZD/6NZD | |
NZD/JPY | 売 | 80.000~70.100 | 0.1万通過 | 100本 | 800円 |
NZD/USD | 売 | 0.75000~0.70100 | 0.1万通過 | 50本 | 7USD |
買 | 0.65000~ 0.70000 | 0.1万通過 | 50本 | 7USD | |
CAD/JPY | 買 | 82.100~95.000 | 0.1万通過 | 130本 | 800円 |
※クロス円の売りトラリピは決済注文を残してトラリピ解除済み
3.これまでのトラリピ結果推移
トラリピを開始した当初は様子を見るためにあまり大きくは張らなかったこともあって、為替相場の変動が少ない月で20,000円弱、変動の大きい月で40,000~60,000円程度で推移していました。為替相場の変動状況によって変わりますが、おおよそ預託証拠金の1%~3%の範囲でのリターンとなっていました。
1年半ほど運用した経験から「これはいける!」と判断して2021年5月末に設定を追加したました。
その結果として月間利益額は10万円をコンスタントに確保できるようになりました。
もっとも、ポジションを増やすことに伴って証拠金も追加しているため、利益額は増加したものの利益率の観点ではあまり変化はなくて3%程度が続いています。
5月の設定変更では、下図のオレンジ色の線、それまで設定していた通貨ペア間を補完する形でポジションを増やしました。証拠金維持率の安定性はそのままにトレード機会を増加させることができる=利益率が上昇すると期待していましたが、そうそううまくはいかないようです。
日本株のトレードで月間利回り3%を実現するには、日中に相場をそれなりに確認できる必要があると思いますが、トラリピであれば24時間取引が行われていながらも相場に張り付かずに済みますので、サラリーマンの自分にはマッチした取引方法だと思っています。
当面はこの取引設定を維持しながら預託証拠金の積み増しを図り、骨太の証拠金維持率を構築していきたいと考えていましたが、2022年3月下旬に始まった急速な円安は、踊り場を設けずに一気に10円超も動く暴力的な相場に恐怖を感じ、これまで設定していた売りのトラリピを解除してしまいました。
また、これ以上の円安に振れた際の止血、および低い価格でポジってしまった売りポジのマイナススワップ軽減のために両建てしたところ、そこが円安のピークだったりと踏んだり蹴ったり状態になっています。
まずはしばらくこの状態を維持しつつ、相場が落ち着いてきた段階で損切りと再設定したいと思います。