為替相場は(ほぼ)24時間365日動いていますが、本業である会社員生活と無理なく両立するために、マネースクエアのトラリピを活用して2019年7月からトレードをしています。
1.先月のトラリピ結果
2019年7月開始時に証拠金200万円で開始し、その後2021年5月にトラリピ設定を追加するため証拠金200万円を追加入金し、現在までに預け入れた証拠金は合計400万円、設定開始来の運用益100万円弱を足した約500万円で7通貨ペアを運用しています。
先月の各通貨ペアのリターンは次の表のようになりました。
通貨ペア | 確定損益 | (売買損益) | (スワップ) |
USD/JPY | 39,868 | 39,000 | 868 |
AUD/JPY | 76,269 | 74,750 | 1,519 |
AUD/USD | 6,866 | 8,165 | -1,299 |
AUD/NZD | 26,870 | 26,620 | 250 |
NZD/JPY | 59,703 | 57,693 | 2,010 |
NZD/USD | 913 | 908 | 5 |
CAD/JPY | 6,532 | 7,000 | -468 |
確定損益合計は217,021円の結果でした。
5月の押し目はしこり玉(安値掴みしている売り玉)を整理する絶好の機会だと思っていましたが、予想以上に押しが弱かったのは想定外でした。下押し(値幅調整)どころか、もみ合い(期間調整)も限定的だったことで、半分程度まで減らすのが精一杯でした。
5月末からはまた激しい円安進行となり、とくにドル円は5月押し目でも整理できなかったので、かなり厳しい状況が続いています。
ドル円はどこまで上がるのか自身が持てないことで、両建ても限定的となってしまい、結果として膨れ上がるマイナスに対して焼け石に水程度の結果でした。
一方でオセアニアは両建ての効果が出ていることで、ドル一強の相場が落ち着くまではこのような感じが続くのかなぁと感じています。
(7月方針)
中銀Week後の経済指標に鈍化の傾向が見受けられます。このため、これまで見受けられたイケイケの円安進行は落ち着きを取り戻すと見ています(ドル円除く)。このため、クロス円は引き続き売り目線を継続です。
ただし、ドル円が21世紀来高値を付けていることから、設定する売りトラリピは軽めにしつつ、適宜で買いトラリピ挟む形で進める予定です。
引き続き、本業に支障をきたさない(日中・夜間に相場が気にならない)ようコントロールしていこうと思います。
2.これまでのトラリピ結果推移
トラリピを開始した当初は様子を見るためにあまり大きくは張らなかったこともあって、為替相場の変動が少ない月で20,000円弱、変動の大きい月で40,000~60,000円程度で推移していました。為替相場の変動状況によって変わりますが、おおよそ預託証拠金の1%~3%の範囲でのリターンとなっていました。
1年半ほど運用した経験から「これはいける!」と判断して2021年5月末に設定を追加したました。
その結果として月間利益額は10万円をコンスタントに確保できるようになりました。
もっとも、ポジションを増やすことに伴って証拠金も追加しているため、利益額は増加したものの利益率の観点ではあまり変化はなくて3%程度が続いています。
5月の設定変更では、下図のオレンジ色の線、それまで設定していた通貨ペア間を補完する形でポジションを増やしました。証拠金維持率の安定性はそのままにトレード機会を増加させることができる=利益率が上昇すると期待していましたが、そうそううまくはいかないようです。
日本株のトレードで月間利回り3%を実現するには、日中に相場をそれなりに確認できる必要があると思いますが、トラリピであれば24時間取引が行われていながらも相場に張り付かずに済みますので、サラリーマンの自分にはマッチした取引方法だと思っています。
当面はこの取引設定を維持しながら預託証拠金の積み増しを図り、骨太の証拠金維持率を構築していきたいと考えていましたが、2022年3月下旬に始まった急速な円安は、踊り場を設けずに一気に10円超も動く暴力的な相場に恐怖を感じ、これまで設定していた売りのトラリピを解除してしまいました。
※2022年4月に証拠金追加(200万円)したため、利益率がさらに押し下げられています(ノД`)・゜・。
また、これ以上の円安に振れた際の止血、および低い価格でポジってしまった売りポジのマイナススワップ軽減のために両建てしたところ、そこが円安のピークだったりと踏んだり蹴ったり状態になっていましたが、これは5月の相場でだいぶ荷を下ろしてポジションが軽くなりました(ドル円以外)。
まずはしばらくこの状態を維持しつつ、相場が落ち着いてきた段階で損切りと再設定したいと思います。